痕跡を残さないのが礼とは…
2026年 03月 14日
韓国の時代劇を見ていたら、若くして亡くなった大君が出てきました。
大君の魂は鬼神に食べられてしまい、ムーダンは
「愛用品があれば祈りをささげて魂を解放できる」と言います。
ところが、ストーリーの中では大君の居室はすっかり片付けられており、
家具は残っていましたが、
使用していた道具や服は残っていないという設定たっだのです。
私は、
王宮は広いのだから、
「亡くなった人の部屋は、偲ぶためにもそっくりそのまま残しておくのでは…」
と思っていたので、遺品が跡形もなく消えている描写には少々ビックリでした。

それで、ストーリー上そういう設定だったのか、それとも史実に基づいているのかが気になり、調べてみますと、
儒教を重んじた朝鮮王朝では死は“不浄”とされ、
故人の痕跡を日常空間に残さないのが礼とされていたそうです。
ですから、
遺品が早く片付けられるのはあり得る話なのだとか。
ただ、史実では遺品は「処分」ではなく王室の財産として回収・管理され、
再利用されることが多かったようです。
ドラマのように完全に消えてしまうわけではないので、
その点は物語上の演出だったようですけれどね。
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